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サッカーW杯 世界レベルへ一歩、ナニワ魂アピール(産経新聞)

 いよいよ11日夜(日本時間)に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)。約1カ月間にわたり、世界屈指のプレーヤーが最高のパフォーマンスを繰り広げる。わが岡田ジャパンの調子が今ひとつなのは気がかりだが、「勝負は何があるかわからない」と期待をかける声も。一方、大阪では「くいだおれ次郎」がW杯仕様に“衣替え”して街を盛り上げるなど、本番ムードが高まってきた。

 「世界のどんなサッカーを見ることができるのか楽しみ」と話すのは、スポーツライターの玉木正之さん。ただ、日本代表については「Jリーグが“成人式”も迎えていない中で挑戦するのだから、勝てなくても当然。大事なのは勝ち負けに一喜一憂することではなく、静観することだ」と冷静に受け止める。

 今大会で、岡田武史監督はベスト4を目標に掲げるが、玉木さんは「サッカー先進国の技を目のあたりにして、何が足りないのかを見極めるべきだ。それが日本のサッカー文化を育て、さらには世界のレベルに近づく一歩となる」と話す。

 一方、熱烈な阪神タイガースファンとしても知られる国定浩一・大阪学院大教授(日本経済)は「下手に余裕を持って臨むよりも『あかん、あかん』と言われながらの方がいい結果につながるのではないか」と、トラファンらしい見方を披露。ベスト4はおろか、1次リーグ突破も難しいと悲観論もあるが、「スポーツというものは分からない。運や気力にも左右されるし、まだチャンスはある」と期待をかける。

 伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸さんも「連敗が続いたためか盛り上がりに欠けるようにも感じるが、ここは本番に向けて力を蓄えているとプラスに考え、日本全体が一致団結して岡田ジャパンに声援を送っていきたい」と前向きにとらえる。

 菊水丸さんにとって、大阪府摂津市出身の本田圭佑選手やガンバ大阪所属の遠藤保仁選手ら、代表メンバーに関西ゆかりの選手が多いことも楽しみの一つだ。「河内音頭のようなリズミカルなドリブルやパス回しでチームの勝利に貢献してほしい。そして、ナニワの街のパワーや魂を、世界中の人々にアピールしてほしい」と話した。

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遺跡の発掘品はどこで展示すべき?――時代と空間のジグソーパズル(Business Media 誠)

ちきりんの“社会派”で行こう!:ピラミッドからパルテノン神殿まで、世界各地に点在している歴史的な遺跡。しかし、ちきりんさんは「遺跡がある場所と、遺跡からの発掘品が展示されている場所が異なっていることがある」と主張、その是非を論じます。

【拡大画像や他の画像】

 ちきりんは大の旅行好きなのですが、古代遺跡を巡る旅の際、いつも頭をよぎることがあります。それは「もしもここにすべてが揃っていたら、どんなにすばらしいだろう」ということです。

 ご存じのように大英博物館には、エジプトの遺跡から出た多くの発掘品や、ギリシャのパルテノン神殿のすばらしいレリーフが展示されています。パリのルーブル美術館はモナリザなどの絵で有名ですが、イスラム世界や古代オリエント時代のコレクションも圧巻です。ドイツの博物館でも、中近東やイスラムの遺産を観賞できます。

 一方、ギリシャに行けばパンテオン宮殿の骨格は残っていますが、最もすばらしいレリーフはイギリスに行かないと見られません。教科書に必ず登場するロゼッタ・ストーンも、エジプトにはレプリカしかなく、本物は大英博物館にあります。

 ちきりんは欧米の大きな博物館も大半は訪れたことがあるので、ギリシャやエジプトの遺跡では、過去にロンドンやパリで見たすばらしい発掘品やレリーフを思い浮かべ、頭の中で合成した図を想像しながら当時の様子に思いをはせます。時間と空間を越えてバラバラにされたジグソーパズルを頭の中で組み立てるような作業をしながら楽しむのです。

 そんな時いつも考えるのは、「すべてがオリジナルの場所に揃っていたら、どんなにすばらしいだろう」「でも、本当にそれが一番いいんだろうか?」ということです。

 例えば、博物館の収蔵品を持ち帰った当時の欧米諸国は、経済力や軍事力において圧倒的でした。大半の遺跡は欧米の調査団が最初に発見しており、彼らはそれらの多くを無料かつ無断で祖国に持ち帰っています。「いや、合法的に購入したはずだ」と主張する場合でも、実際には遺跡が発見された土地の所有者であった農民に10ドルほどを渡して、発掘品を“正式に”購入したようなパターンも多いのです。

 中国はこれを非常に問題視していて、中国の遺跡に行くと説明パネルで「いかに欧米の人たちが中国の財宝を勝手に持ち帰ったか」が説明されています。敦煌の莫高窟では「欧米人が壁の絵をはがして持って帰った」という話のほかにも、「ロシアの軍隊が莫高窟を宿舎に使い、その中で煮炊きをして多くの壁画がすすにまみれ剥落した」といった記載もあります。

 そういうことを、莫高窟を訪れた自国民、そして他国の観光客に積極的に知らせようとする中国の姿勢には興味深いものがあります。実は日本の浮世絵も海外の美術館にすばらしいコレクションがありますが、ああいったものが海外に流出した経緯を聞くことは日本ではほとんどありませんよね。

●欧米の調査隊が持ち帰っていなかったら?

 ところで、もし欧米の調査隊が自国に持ち帰っていなかったら、それらの発掘品はどうなっていたでしょうか?

 欧米の博物館は発掘品や財宝を保存するため、最先端の技術を適用しようと多額の費用をかけていますし、修復や調査にも膨大な手間をかけています。彼らの調査によって、新たに分かった古代の事実も多いのです。また、多くの国ではそれらの財宝を無料もしくは非常に安い入場料で誰でも鑑賞できるようにしています。

 一方、古代遺跡がもともとある国の多くは、少なくとも今までは自国の遺跡保護のために多額の資金を投入することは不可能だったでしょう。風雨にさらされて毀損してしまうかもしれないし、盗掘や盗難も日常茶飯事です。

 ちきりんがエジプトの遺跡を訪ねた時、壁画の色あせを防ぐためにフラッシュの使用が禁止されている遺跡内で、「10ドルを払えば、フラッシュで写真撮り放題にしてあげるよ」と持ちかけてくるガイドに何人も会いました。アフガニスタンではタリバンがバーミヤンの石仏を破壊してしまいましたが、宗教的な対立が続くエリアでは何千年も前の貴重な歴史の残存物さえぞんざいに扱われています。

 ある意味では「欧米諸国の調査団が大規模に持ち帰ったからこそ、ベストな状態で今まで保存されてきた」とも言えるのです。

●北京と台北、2つの“故宮”

 もちろん、「現地で毀損するなら、それもまた歴史のひとコマと考えるべき」という意見もあります。古くから文明が栄えた地では、多くの遺跡が“多層”になっており、「一番外側の石をはがしたら、別の時代の遺跡が出てきた」という例はよくあります。「新しい文明が興ると、古い文明の遺産が塗りつぶされる。それこそが歴史だ」という考え方もあるでしょう。

 この意味で興味深いのが、北京(中国)の故宮(紫禁城)と、台北(台湾)の故宮博物院です。蒋介石が台湾に移る時、故宮の財物のうち価値あるものの大半を運び出しました。そのため、財物、特に小さいモノに関しては、「一流のものほど、北京ではなく台北にある」と言われます。

 一方、北京の故宮には中身は何もありません。なにもありませんが、あの建物、あの広さ、あの場の持つ雰囲気は、いくら台湾がお金をかけて故宮博物院を整備しても、決して真似できない力を持っています。

 台北の故宮博物院に行くと、「これらの作品があの北京の故宮にあったら、どんなにすばらしいか」と思います。お手本となるのがイスタンブール(トルコ)のドルマバフチェ宮殿です。ここでは巨大な宮殿建築の中に、ソファやテーブルなどの家具、食器などの日用品、アクセサリーなどの宝石、装飾品までがきれいに揃っており、往時のオスマン帝国の力と生活様式をとても具体的にビビッドに思い描くことが可能です。故宮に関しても建物と中身を1カ所に合わせれば、驚嘆すべき過去の世界が再現できるでしょう。

 ただ、器である建物が北京に、中身の財宝が台北に存在していることこそが、中国の歴史を象徴しているとも言えます。最近は共同展示会の試みなどもあるようですが、それらが同じ場所で展示されることがあるとすれば、それは“歴史”自体がそう動いたタイミングと重なることになるでしょう。

●奈良の大仏が大英博物館に展示されていたら……?

 ちきりんは、中国と台湾を行き来しながら、それらが故宮にあった時代を想像するのが大好きです。ペルガモン博物館(ドイツ)のイシュタール門と古都バビロンの風を、大英博物館の展示とエジプトの砂漠を、ピカソ美術館(パリ)の一室とバルセロナの太陽を組み合わせ、時間と空間を使ったジグソーパズルを1つずつはめていくことに心を奪われます。

 実は最近、エジプトや中国などを中心に、流出した自国の古代文明の至宝について、返還要求をする動きも出てきています。

 みなさんは奈良の大仏がずっと昔に外国に売られていて大英博物館に展示してあったら、「返してほしい」と言いますか? 金閣寺は1950年に放火されて消失していますが、もしもその前に米国が解体してニューヨークに運んでいて、メトロポリタン美術館で今でも本物が見られたとしたら、ありがたいと思いますか?

 簡単に解決する問題ではありませんが、これからは多くの国の人たちが「歴史の遺物はどこに存在するべきか」という問いについて、考えなくてはならなくなるでしょう。

 ではまた来週。

※本記事は、「Chikirinの日記」において、2006年5月25日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。

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 千葉県八街市の農業、中村行夫さん(76)が刺殺され自宅が放火された事件で、佐倉署捜査本部が強盗殺人と現住建造物等放火の疑いで、市内に住む男(47)=別の器物損壊容疑で逮捕=と10代の娘の逮捕状を取ったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。同日午後にも逮捕する。

 捜査関係者によると、男からストーカー被害を受けていると佐倉署に相談した中村さんの孫娘(16)と、男の娘は中学時代の同級生。捜査本部は、男と娘が11日に中村さん宅を訪れ、中村さんの背中を刃物で刺して現金を奪ったほか、油をまいて住宅に放火した疑いがあるとしている。

 捜査本部はこれまでに、男の娘の供述から、出火後所在が分からなくなり逃亡に使われたとみられる中村さんの軽乗用車や、凶器とみられる包丁を発見した。

 男は昨年6月に八街市内で中学校などの窓ガラスを壊した疑いで、中村さん宅の出火翌日の12日に逮捕された。

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 衆院環境委員会は14日、2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する目標を明記した「地球温暖化対策基本法案」を与党の賛成多数で可決した。自民党は審議継続を求めたが、質疑を打ち切り、強行採決に踏み切った。

 野党側はこれまでの審議で、鳩山由紀夫首相の理念だけが先行した法案の不備を追及してきたが、政府・与党は結局、25%削減による国民生活や経済成長への影響などを明確には示さなかった。

 民主党執行部は、郵政改革法案や労働者派遣法改正案など審議の難航が見込まれる重要法案がめじろ押しの中、すでに政府・与党内で意見が一致している温暖化対策基本法案は「先行して粛々と処理する」(民主党幹部)考えで、同法案は今国会中に成立する公算が大きい。

 基本法案には25%削減の具体策として、暮らしに新たな負担を求める「地球温暖化対策税(環境税)」の導入を明記したほか、企業に温室効果ガスの排出削減を義務づけた上で削減量の過不足を売買する「国内排出量取引制度」を施行後1年以内に創設することなどが盛り込まれた。

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